《学名》 Scapharca broughtonii 《英名》 bloody cockle 《中国名》 血蛤(シェカォ)
古名はきさ貝。フネガイ目フネガイ科の二枚貝で殻長12cm、殻高9cm、殻頂から腹縁にかけて約40本の放射肋があり、殻皮は褐色でビロード状。日本各地の内湾部の砂泥底に生息します。水温が18〜20度になる春ごろに産卵します。鋭い歯のついた「桁網」と呼ばれる網で泥底を引き回して採取します。
美食家の北大路魯山人(1883-1959)は、握りずしのたねのなかで最も好きなものとして、赤貝と赤貝のひもをあげています。
[栄養]
貝類としては例外的にヘモグロビンを含み、それが鉄分と結合して身が赤くなります。鉄分が多いので貧血でお悩みの女性におススメ。ビタミンCと一緒に摂取すると鉄分の吸収がよくなるので、レモンをかけて食べると良いでしょう。
旨み成分のベタイン(甘みのもと)は、肝機能の強化や脂質の代謝を促進させる効果が期待されています。また、体脂肪を燃やす効果があるカルニチンや亜鉛、ビタミンAを多めに含んでいます。
[名産地・主産地]
宮城県名取市のゆりあげ港は赤貝の水揚で有名です。ほかにも香川や千葉県の富津(ふっつ)など。
[旬] 産卵前の1月〜3月
[料理]
あわびと並ぶ最高の寿司だねとして本玉と呼ばれます。これに対し外洋砂浜にすむよく似たサトウガイは「白玉」と呼ばれます。
[エピソード]
作家で美食家としても知られた久保田万太郎は、1963年に市が谷にあった梅原龍三郎邸で開かれた美食会に招かれ、赤貝を喉につまらせ窒息死しました。
サルボウ
《学名》 Scapharca broughtonii
[料理]
赤貝の殻蒸し煮
島根県・宍道湖のとなり中海の大根島周辺ではさるぼう(赤貝)が よくとれます。これを殻つきのまま醤油・砂糖・味醂で調味します。
赤貝ののっぺい汁
島根・松江の年越し料理で、サルボウを大根、にんじん、さといも、ごぼう、ねぎ、こんにゃくと一緒に煮て水溶きかたくり粉でとろみをつけ、あんかけ風にしたものです。
《学名》 Scapharca broughtonii
[料理]
赤貝の殻蒸し煮
島根県・宍道湖のとなり中海の大根島周辺ではさるぼう(赤貝)が よくとれます。これを殻つきのまま醤油・砂糖・味醂で調味します。
赤貝ののっぺい汁
島根・松江の年越し料理で、サルボウを大根、にんじん、さといも、ごぼう、ねぎ、こんにゃくと一緒に煮て水溶きかたくり粉でとろみをつけ、あんかけ風にしたものです。