海苔(のり)

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 《英名》 nori  《中国名》 神仙菜
 
 一般に海苔/岩海苔と呼ばれるものは、太平洋側で採れるアマノリやスサビノリ、日本海側のウップルイノリやクロノリを指します。
 海苔はすでに奈良時代から『常陸国風土記』や『出雲国風土記』に紫菜として登場しています。平安時代の『倭名類聚抄』では、紫菜はムラサキノリとよみアマノリであると説いており、古くから交易品や貢品として流通していたことが伺われます。
 海苔は昔から貴重品で、特別の行事のときだけ巻きずしに利用されていました。
 韓国にも海苔巻き(キムパッ)がありますが、日本の巻きずしとはぜんぜん異なります。第1に酢飯を巻いたものではなく、具も牛肉の煮込みなどで、乾海苔自体も日本の海苔とは違ってごま油を薄く塗って塩を振ってから焼いたものです。韓国ではほかにも揚げ物や海苔キムチにノリを使います。


ウップルイノリ
《学名》  Porphyra pseudolinearis Ueda

 上質の海苔として昔から有名で、島根県平田市十六(うっぷるい)島・紫菜島神社では古来より海苔の豊漁を祈る神事がおこなわれました。
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アサクサノリ
《学名》 Porphyra tenera Kjellman

 江戸時代初期の『東都歳時記』に登場します。それによると、天正期(16世紀後半)まで浅草近辺で海苔が多く採られましたが、幕府の開設で浅草の川沿いが埋め立てられて自生の海苔が減少したため、葛西や品川、大森で採られる海苔が浅草まで運ばれて加工されるようになったそうです。その後、ヒビ立てと呼ばれる養殖に近い手法(海に竹や木柵を立てて海苔が生えやすくする)が編み出され、江戸の繁盛とともに増加した海苔の需要を充たしました。


スサビノリ
《学名》 Porphyra yezoensis Ueda





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