えごのり

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《学名》 Campylaephora hypnaeoides
 紅藻綱イギス目イギス科エゴノリ属、高さ10〜30cmの糸状で、枝の直径およそ1mm、黄紅色または暗紅色で東北以南の潮下帯、主にホンダワラなどの海藻の上に付着して生息します。
 別名エゴ、エゴノリ、イゴグサ、イゴ、ウゴ、オキテン、オキウドなどと呼ばれ、江戸時代に書かれた『大和本草』にはウケウトとして登場します。瀬戸内海でよく採れるイギスとよく似ているため、区別されずにウケウトと呼ばれる場合もありました。

[主産地]
青森から北陸にかけて良質なものが採れます。

[加工品・料理]
おきゅうど(おきゅうと)
 えごのりを茹でて煮詰めたもので中国地方〜九州にかけてよく食卓にのぼります。イギスを一部に加えるところもあります。削り節やすりゴマをまぶし、醤油や酢醤油をかけて食べます。特産地は博多湾で、昔から庶民の味として親しまれてきました。新潟、能登、佐渡島ではエゴテン、えご寒天などと呼ばれます。

えごねり
 佐渡の郷土料理で、よく水で洗ったエゴノリを水に漬けて半日ほど置いて戻したあと、酢を足した水に入れて煮溶かします。1時間ほど煮て流し箱にいれ一晩置き、コンニャクのように固まったエゴノリを短冊状またはソバのように細長く切ってゴマ醤油や辛子醤油、生姜醤油などで食べます。
 北陸では白菜やほうれん草、水菜を茹でてえごのりとともにゴマ味噌和えや白和えにして食べます。仏事料理や精進料理の一品として食べることが多いです。

すしも
 石川県加賀市では昔から乾燥したエゴノリを緑色に染めて柿の葉寿司の飾りに使っていました。 これは「すしも」と呼ばれました。


エゴノリはカラギーナン(※)の主要な原材料として使用されています。(※)冷凍用デザートや乳製品、アイスクリームのほか、歯磨き剤やシャンプーなどにも使われるゲル化剤。

[栄養]
 食物繊維は豊富ですが、ビタミン、ミネラルは少なくマンガン、鉄、マグネシウムをわずかに含むだけ。





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