甲殻綱の十脚目ワタリガニ科に分類される節足動物で、第4歩脚(1番下の脚)が扁平であることが共通の特徴です。甲幅10cmを超えるものは食用種として重要ですが一般にはさみ脚・歩脚とも細く肉量が少ないので鍋物や味噌汁のだし用に使われるか、脱皮後の柔らかいものを丸ごと食べます。
ガザミ(ワタリガニ)
《学名》 Portunus trituberculatus
一般にワタリガニと呼ばれていますが、標準和名はガザミです。ひし形または6角形の甲面で甲幅は15cmを超えます。かつて日本でカニを食べるといえば、タラバガニでもズワイガニでもなくガザミを食べることでした。
[料理]
野村祐三氏の『漁師だけが食べている直伝浜料理
タイワンガザミ
《学名》 Portunus pelagicus
ジャノメガザミ
《学名》 Portunus sanguinolentus
ノコギリガザミ
《学名》 Scylla serrata 《英名》 mud crab
甲幅20cmほどで体色は灰緑色〜緑褐色。オーストラリアや東南アジアの市場でよく見かけられる食用ガニです。日本では浜名湖や南九州、南西諸島などで食べられています。日本の沿岸部ではノコギリガザミのほかアミメノコギリガザミやアカツメノコギリガザミが生息しています。
アオガニ(ブルークラブ)
《学名》 Callinectes sapidus 《英名》 blue crab
甲幅15cmほどでガザミに似ていますが歩脚が鮮やかなブルーでオスの腹部が逆さT字形をしています。アメリカで最もポピュラーなカニで、南北アメリカ大陸の東海岸やブラジルなどに生息しています。
[料理]
脱皮直後の甲の柔らかいアオガニはソフトシェルクラブと呼ばれ、そのまま丸ごと調理します。
[旬] アメリカで脱皮する時期は5月〜9月
[主産地]
アメリカのチェサピーク湾
生簀で飼育し、脱皮すると2日以内に取り出して甲の柔らかいうちに調理します。
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