甲殻綱の十脚目イワガニ科に分類される節足動物で、磯や河口域で暮らすほか陸生する種もいます。中華料理で有名な上海ガニはイワガニの一種であるチュウゴクモクズガニです。
モクズガニ(藻屑蟹)
《学名》 Eriocheir japonicus 《英名》 Japanese mitten crab
甲幅6cmほどで甲面は丸みのある4角形をしており、生きている間は全身が黒褐色です。和名の由来ははさみ脚にある長めの柔毛が藻屑に見えることから。日本全国及び台湾、朝鮮半島東岸の内湾部や河口の汽水域に住んでいます、河川をのぼるものもいますが、秋になると海に入って繁殖活動を始めます。
チュウゴクモクズガニ(※流通名・シャンハイガニ)
《学名》 Eriocheir sinensis 《英名》 Chinese mitten crab 《中国名》 絨螯蟹(ロンアオシエ)
モクズガニより1回り大きく甲幅8cmほどで生きている間は全身が黒褐色、額縁にある4つの歯が尖っています。中国の北部海岸から朝鮮半島西海岸の河川に生息しています。
[料理]
酔蟹
チュウゴモズクガニを老酒(ラオチュウ)と醤油に漬けたものです。
ショウジンガニ(精進蟹)
《学名》 Plagusia dentipes
ベンケイガニ
《学名》 Sesarmops intermedia
甲幅3.5cmほどで東北地方以南の河口近くで半陸生しています。
オオベンケイガニ
《学名》 Neoepisesarma lafondi
甲幅5cmでマレー半島やインドネシアのマングローブの泥に穴を掘って生息しています。琉球列島の一部にも分布します。