鰊(にしん)

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 ニシン目ニシン科に分類される魚で、いずれも体色は銀白色で背部分は青みがかっています。


ニシン(鰊)
《学名》 Clupea pallasii  《英名》 Pacific herring  《中国名》 鯡魚(フェイユイ)

 別名カド、カドイワシ、バカイワシ、チャットなどと呼ばれることがあります。ニシンのことをアイヌ語でカドといい、これがニシンの卵の塩蔵品であるカズノコの由来になっています(カドの子→カズノコ)。
 大きなものは30〜40cm、イワシ類に似ていますがマイワシに比べ体が扁平で体高がやや高く、体に黒斑がありません。日本海やオホーツク海、ベーリング海、太平洋北部から北極海にかけて広く分布します。日本においては3〜5月に産卵のために北海道沿岸部に集まってきます。春に沿岸部に集まってくる群れは群来(くき)と呼ばれ、春の風物詩のひとつになっており、ニシンを漢字で「春告魚」と書く地方もありました。寿命は8〜14年。

[旬] 3〜5月

[料理]
 鮮魚は塩焼き、煮付け、照り焼き。脂肪が多いため鮮度が落ちやすいという難点はありますが、新鮮なものはマリネや寿司だね、刺身として食されます。

ニシンの飯ずし
飯に麹をまぜて野菜・海藻と漬け込んだもの

[加工品]
身欠きにしん
頭部とはらわたを取り除いて干したものです。戻すときは米のとぎ汁や灰汁を使います。昆布巻きの芯やだしをとるのに使われます。

にしんそば
身欠きにしんを戻して甘辛く煮付けたものをかけそばの具に用いたものです。京都の名物料理で京都の蕎麦屋に行くとほとんど置いてあります。

松前漬け
数の子を刻みコンブ・スルメとともにみりん醤油に漬け込んだもの




タイセイヨウニシン(鰊)
《学名》 Clupea harengus  《英名》 Atlantic herring
大西洋北部、北海、バルト海、北極海の200m以下の浅い海域に生息します。




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