《学名》 Seriola quinqueradiata 《英名》 Japanese amberjack 《中国名》 鰤魚(シーユィ)
スズキ目アジ科ブリ属に分類される魚で体長はおよそ 1.5 m。体に黄色い縦帯があります。太平洋北西部・日本海の水深100 mより浅い海洋を回遊します。
3月〜4月に東シナ海や九州南沖で生まれ、群生して北海道まで移動し、水温が下がるに連れて南の海に帰ります。4〜5年ほどで体重10キロくらいになり、たっぷりと脂の乗った「寒ぶり」となります。寿命は7〜8年。
代表的な出世魚のひとつで、稚魚がモジャコ、80cm以上をブリというのは共通していますが、その間については、関東ではワカシ(30cm未満)→イナダ(30〜60cm)→ワラサ(60〜80cm)、関西ではツバス(30cm未満)→ハマチ(30〜60cm)→メジロ(60〜80cm)、北陸ではツバイソ(30cm未満)→フクラギ(30〜60cm)→ガンド(60〜80cm)と名前が変わります。魚屋によっては、養殖もののブリをすべてハマチと呼び、天然ものをすべてブリと呼んでいるところもあります
。
同じアジ科ブリ属に分類される仲間にヒラマサやカンパチがいます。
[栄養]
たんぱく質、ミネラル、ビタミンB群・D・Eが豊富。ブリの旨み成分はヒスチジンやトリメチルアミンオキサイドで、生臭みの原因ヒスタミンやトリメチルアミンに変わりやすいので塩で保存します。血合いの部分にはタウリンが豊富。
[名産地・主産地]
能登ブリや越前ブリが有名です。
[旬] 冬
但し、関東ではイナダの刺身を夏に食べるのを良しとします。
[料理]
たっぷりのった脂を和らげるために塩焼きや照り焼き、ぶり大根にします。東日本のマグロ好き、西日本のブリ好き、と言われ、関西では照り焼きなどが正月料理に用いられます。
信州ではブリを雑煮に入れるそうです。
ぶり大根
ブリのアラと大根を煮込んだ料理です。トッピングに刻み生姜やさやえんどうを載せます。
野村祐三氏の『漁師だけが食べている直伝浜料理』は、福井県氷見市に伝わるブリ大根について詳細な作り方を紹介しています。
ぶり茶漬け
しょうゆ漬けのブリの薄い切り身をご飯にのせて熱湯のお茶を上から注ぎます。トッピングにはゆず皮やネギ。
ぶりしゃぶ
薄切りにしたブリの切り身を熱湯に通し、ポン酢醤油で食べます。
かぶら寿司
塩漬けのカブをブリと米とともに麹(こうじ)を漬け込んで発酵させた寿司。
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