相嘗(あいなめ)

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 カサゴ目アイナメ亜目アイナメ科に分類される魚で、北太平洋・日本海を中心に3属9種が知られています。ここではアイナメ属とホッケ属を紹介します。


アイナメ
《学名》 Hexagrammos otakii   《英名》 kelpfish

 別名アブラコ(北海道)、アブラメ(東北・関西)、シンジョ、ダボなどと呼ばれます。全国の沿岸部の岩礁域で普通に見られる魚で体長20〜30cmほど。体側に側線が5本あり、背びれの中央部がへこんでいます。英名kelpfishのkelpは「藻」の意味で、その名のとおり沿岸部の藻場でよく見かけられます。

[旬]
 味は年じゅうあまり変わりませんが、一般的に産卵前の夏です。

[料理] 塩焼きや煮つけ、から揚げなどにされるほか、つみれやさつま揚げの材料にされます。
 

クジメ
《学名》 Hexagrammos agrammus 

 体側の側線はアイナメやホッケと異なり1本しかなく、尾びれの後縁はアイナメが垂直なのに対し、丸みを帯びています。おもに日本の中部以南の沿岸部に生息します。

[旬] 夏

[料理]
 アイナメより味は劣りますが、アイナメ同様、塩焼き、煮付けにされます。


ホッケ
《学名》  pleurogrammus azonus

 青森ではホッキ、佐渡島ではドモシジュウなどとも呼ばれます。体長は大きなものだと60cmを超えますが、普通は20〜40cmで、アイナメやクジメと違って尾びれの後縁が二叉し、背びれの中央はほとんどへこんでいません。また、アイナメが底生魚なのに対し、ホッケは群れを作って遊泳します。北海道の代表的な魚ですが、東北地方の日本海側・太平洋側の沖合いでも漁獲されます。エサは小型の甲殻類や貝類。
 北海道では幼魚をアオボッケ、1年魚をローソクボッケ、2年魚をハルボッケ、成魚をネボッケまたはタラバボッケと呼びます。かつてはニシンの卵を食い散らすと思われ天敵扱いされていました。

[栄養]
 たんぱく質と脂肪は比較的に少なめですが、赤血球の生成を助けるビタミンB12やカルシウムの吸収を助けるビタミンDを多く含むほか、カリウムやリン、鉄分、亜鉛などのミネラルを含みます。

[主産地] 北海道
 礼文島や余市ではほっけの刺し網漁が盛んです。

[旬] 秋〜冬

[料理]
 居酒屋メニューの「ホッケの開き」によって全国的に知られるようになりました。ほかにも照り焼きやムニエル、すり身汁、鍋物の具材になります。いずしや粕漬けなどにも使われます。
 

キタノホッケ
《学名》 pleurogrammus monopterygius

 体長20〜40cmで、ホッケと異なり体色が黄色っぽく暗色の横帯があります。ホッケの海域よりさらに北の寒い海、オホーツク海、ベーリング海、アラスカ沖合いなどに生息します。

[料理・加工品]
  ホッケよりも味は劣りますが、「ホッケ」「シマホッケ」などの名前で流通されます。
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